【対策あり】数学ができない理系大学生の末路がやばい理由と対処法を解説【苦手克服】

数学ができない理系大学生の 末路がやばい理由と対処法を解説大学生活
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皆さんこんにちは。筑波大学院で修士号(農学)を取得し、現在は民間企業の研究職として働いているふくろう先生と申します。
Twitter:(@college_blog01

工学部や理学部、農学部を始めとするほとんどの理系学部や、経済学部などの一部文系学科で避けて通れないのが大学数学の基礎知識。

近年の大学入試の二次試験では数学ⅢCや数学という科目自体を選択制にしている大学も多く、入学してから数学に対する基礎知識や理解が不十分で困っている学生も多いことでしょう。

実を言うと私もそんな学生の一人でした。
(私の出身大学である筑波大学生物資源学類の二次試験は数学が選択制。)

微積分やベクトル、行列に関する理解度が低いまま大学数学の講義を受けたところで、土台となる部分がボロボロでは有意義な成果は得られません。

周りの学生が平然と授業についていく中、自分一人だけが内容を理解できない授業はしんどいものです。

そして、大学教育では授業に取り残された学生をサポートする制度はほとんどありません。

高校生までの教育とは異なり、大学教育では授業に落ちこぼれるのを許容することさえ本人の自由として認められているためですね。

このような環境下では一定数の「落ちこぼれた学生」がどうしても発生してしまうのですが、この問題を放置してしまうと将来ヤバイことになると、いうのが今回のお話です。

記事の最後に具体的な対策方法も併せて紹介するので、大学数学に苦手意識を持っている学生は最後まで読んでくださいね!

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留年・中退リスクが高まる

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多くの理系学部では学部1年生の段階で微積分や線形代数を必修科目として指定しています。

これは、将来学習する内容が上記の知識を前提としているためであり、「これくらい理解していないと進級させられないよ」という大学側の意思表示でもあります。

正直、学部一年生の講義ではよほどのことが無い限り追試験やレポート提出によって救済されるのですが、だからといって問題の本質が解決されたわけではありません。

学部2,3年生の講義はより専門性の高い内容になるため、基礎知識が不十分では結局理解できないという訳。

その結果、理解できない講義に出席することが苦痛となって学業よりもアルバイトを優先したり、大学に来なくなる学生が毎年のように発生します。

講義に出席しないことには単位を得られませんから、このようなタイプの学生はほぼ確実に留年してしまいます。

そして、そのうちの一定数は結局大学を中退してしまうのです。

中退と聞くと他人事のように思えますが、日本の大学全体では約7%の学生が退学しているとのこと!

「自分だけは大丈夫」と慢心せず、日々の授業を100%理解することが大切といえるでしょう。

ブラック研究室への配属リスクが高まる

仮に留年や中退をせずに学部3年生に進級できたとしても、今度は研究室配属で失敗する可能性があります。

理系大学生にとって、研究室配属とは大学・学部選びと同様に今後の人生を決定づける重要な選択肢の一つです。

素晴らしい研究室に配属されれば研究者としての素養を身につけることが出来ますし、就職活動時にも何かと優遇されることでしょう。

一方で、いわゆるブラック研究室に配属されてしまうと就職どころか無事に卒業することさえままならない状況に陥ります。


研究室とは修士課程に進学する場合は3年間、学部で卒業する場合でも最低1年間は過ごすコミュニティです。

そんな研究室なのですが、多くの大学ではGPAが高い学生から順番に配属先を決められる権利が与えられます。学生が研究室を逆指名するイメージですね。

当然ながら、人気でホワイト気質な研究室ほど先に定員が埋まり、最後まで残るのは不人気でブラックな研究室ばかり…

そのため、苦手を克服できないままギリギリで進級した学生は半強制的にブラック研究室に配属されます。

私自身もブラック研究室に配属されたのですが、正直言って死ぬほどつらい…

皆さんにはあまり体験してほしくないですね


また、大学や学部によっては学生側が研究室を自由指名する方式もありますが、この場合もGPAが高い学生が優先権を獲得できます。

このように、理系学生にとってGPAは自分の将来の選択肢を増やすための大事な指標です!

大学数学が理解できないことはGPAの値を減らすことに他ならないため、低学年からの克服が不可欠なのです。

就職先のランクダウンにつながる

無事に研究室生活を過ごせたとしても、今度は就職活動時に差が出てしまう可能性があります。

何故ならば、配属された研究室の実力や教育方針によって学生のレベルは大きく異なるため。

就職活動では国際学会で英語による発表経験があり、学生自身がファーストオーサーの論文を提出している学生ほど評価されます。

一方で、ブラック研究室に所属していた学生が投稿論文を作成したり学会発表を行うことは非常に困難です。

実験や論文制作を指導してくれるはずの教授が指導を放棄したり、学生の実力から大きく逸脱した目標設定を行うなど何かしらの問題を抱えているためですね。

その結果、同じ大学に所属している学生でも違う研究室に配属されただけで就職活動時の実力が大きく異なっていることもしばしば。

修士課程までの進学を視野に入れている場合、所属する研究室による就職難易度の差はより大きなものになるでしょう。

このような、学生の実力を伸ばすホワイトな研究室の教授はどんな分野の専門家であれ「数学力」という概念を非常に重要視します。

「○○学部だから数学なんてやらなくてもいいよ」

なんて考えはどの学部だろうと通用しません。

ホワイト気質な研究室に配属されたいのであれば、数学力やそれによって得られる論理的思考力を身につけることが重要です。

数学の苦手克服には「参考書」を使った独学が効果的

これまでの話から、低学年から大学数学を理解することの重要性を理解できたかと思われます。

とはいえ、高校生までの勉強とは異なり大学生専門の学習塾などは存在しないため基本的に独学による学習が不可欠。

そこで、今回の記事では大学数学に苦手意識を持っている学生にオススメの参考書を紹介していきたいと思います。

初学者でも分かりやすく学べる良著のみを紹介していくので、自分のペースでゆっくりと理解を深めていきましょう。

分野別おすすめ参考書をご紹介

大多数の理系学生が最低限理解しておくべき分野は次の通り。

  • 微積分
  • 線形代数
  • 統計学

上記の基礎知識さえ理解することが出来れば、これらの概念が取り入れられた流体力学や材料力学、熱力学、機械力学といったより専門的な内容を理解することが可能です。

また、統計学はアンケート調査や野外生物の測定データからある傾向を発見するために役立つ知識です。

人によっては卒業研究やレポート課題で嫌というほど使うことになるので、最低限の基礎知識は必ず押さえておきましょう。

偏微分と線形代数の基礎さえ習得することが出来れば、学部2~3年生で学習するベクトル解析やフーリエ解析、偏微分方程式を理解する足掛かりとなります。

微積分(解析学)の参考書

チャート式シリーズ 大学教養 微分積分 (チャート式・シリーズ)

数学Ⅱの微分積分から怪しい、数学Ⅲを未履修のまま大学に入学したという方はまずこの書籍からスタートしましょう。

受験生なら一度は見たことのあるチャート式の参考書であり、数学Ⅲの微積分から大学数学の微積分へと至る過程を一歩づつ丁寧に解説しています。

そして例題の解答欄が一切省略されておらず、どうしてその結論に至ったかを自力で辿ることが可能な点が素晴らしい。

大学の講義で使用する参考書の多くは途中式が(略)とされていたり、ひどいものでは答えすらないものが多いため非常に分かりずらいんですよね。

特に大学一年生の方は受験勉強の延長線でスラスラと勉強できるので、買っておいて損はない一冊となっています!

やさしく学べる微分積分

初学者が公式の使い方を学習するのに最適な一冊です。

高校で一応数学Ⅲをやっていたけど、結局よく分からないまま大学に入学した人くらいにちょうどいいイメージ。

こちらも平易な解説文と詳しい解説が特徴の参考書です。チャート式が肌に合わない方はこちらの参考書で学習しましょう。

手を動かしてまなぶ 微分積分

微積分の授業を受けて単位は貰えたけど、講義の内容を理解しきれていないという方はこちらの参考書がオススメ。

ギリシャ文字の書き順講座や、豊富な演習問題によって文字通り手を動かしながら微積分を学ぶことが可能です。

この本を一冊やりこむことが出来れば院試対策にもつながるため、学部2~3年生は一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

線形代数(ベクトル・行列)の参考書

チャート式シリーズ 大学教養 線形代数 (チャート式・シリーズ)

高校数学のベクトルや行列で躓いてしまった方にはチャート式で学習することをオススメします。

解答の導出が丁寧で、大学の参考書にありがちな「どうしてこうなった?」が存在しない良著です。

参考書選びに困ってるのであれば、とりあえずこれから始めれば問題ないと自信をもって推薦できる一冊。

詳解 大学院への数学 線形代数編

大学院入試の問題を集めた過去問題集となっています。

分野別に細かく分類されており、基礎レベルの問題から収録されているため線形代数について初めて学ぶ方でも十分に理解できる内容です。

問題がレベル別に分かれており、図説を用いた視覚的に理解しやすい解説となっている点もオススメ。

線形代数を始めて学習する人から、大学院入試に向けて勉強する人まで幅広く活用できる参考書です。

統計学の参考書

マンガでわかる統計学

よくある「マンガでわかる」シリーズの一つですが、非常に完成度が高く統計学に関する必要事項が漏れなくまとまっている一冊です。

これから統計学を学ぼうとしている方や、統計学を受けたけど挫折してしまった方にオススメ。

完全独習 統計学入門

統計学の入門書としてこちらもオススメ。

「完全独習」の名前通り、独学でも理解できるよう丁寧な解説が特徴的です。

単位が取れる 統計ノート

統計学に出てくる数式は結局のところ何を示しているのか、という疑問を分かりやすく解説しているのがこの一冊。

著者が代々木ゼミナール講師なだけのことはあり、そこら辺の大学教授の授業より100倍分かりやすいです。

本のタイトル通り、全体の内容を理解することが出来れば学部1~2年生で受ける講義は問題なく単位取得することが可能でしょう。

入門者~初心者向けよりも内容が濃い参考書を探している方にオススメ。

まとめ

今回の記事では数学を苦手としている理系大学生がヤバい理由と、その対処法について解説しました。

大学数学を理解できないまま学年を進めることで、

  • 留年・退学リスクが高まる
  • ブラック研究室へ配属するリスクが高まる
  • 就職活動で不利になりやすい

といったデメリットが考えられます。

そうならないためにも、低学年のうちから大学数学の参考書を活用して自己学習を行いましょう!

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