【進路】高学歴な理系大学生が新卒で公務員になるのはもったいない?個人的な見解を解説していくよ

高学歴な理系大学生が新卒で公務員になるのはもったいない?個人的な見解を解説していくよ就職活動
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皆さんこんにちは。筑波大学院で修士号(農学)を取得し、現在は民間企業の研究職で働いているふくろう先生と申します。
Twitter:(@college_blog01

就職先を公務員にするか、それとも民間企業の中から選ぶのかは今後の人生を大きく左右する重大な選択肢の一つです。

人によってはどちらの進路をとるべきか迷っている場合も多いでしょう。

そこで、今回の記事では公務員と会社員の違いを社会人目線で分かりやすく伝えていきたいと思います。

この記事を書いている私自身は民間企業で働いていますが、大学の同期や先輩の中には国家公務員総合職や県庁技術職員、市役所勤務まで公務員として様々なキャリアを歩んでいる方がいるため参考になる部分も多いはずです。

それでは早速見ていきましょう!

今回の記事で書いてある公務員とは国家一般職、県庁や市役所レベルを想定しています。
国家公務員総合職をイメージしている人はあまり参考にならないかもしれません。
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入社難易度は【ホワイト企業】>>>【公務員】

最初に入社(入庁)難易度についてですが、国家公務員総合職を目指さない限り公務員になる方が圧倒的に簡単といえるでしょう。

過去5年間の国家一般職の倍率は行政職で平均4倍、技術職は2倍程度といずれも高校、大学受験と大差ないレベルの倍率で推移しています。

一方で、全国区で有名な明治の事務系総合職の採用倍率はなんと2750倍!
(参考:内定競争倍率「高い50社、低い50社」はどこか

理系学生が受けるであろう技術職採用の倍率はこれより低いと予想されますが、それでも大手企業の内定を得ようとすると採用倍率数十倍~数百倍といった苛烈な競争を勝ち抜く必要があるのです。

また、知名度が低い中小企業だからといって採用されやすいわけでもないのが就職活動の怖い所。

企業規模が小さい会社でも福利厚生や給与、年次休暇日数が多い企業はライバルが多く、「若干名」の内定者を得るためにそれなりの倍率を潜り抜ける必要があります。

以上の点を踏まえると、採用倍率2~4倍でそれなりの社会的地位と生涯賃金を得られる公務員は魅力的に映りますね。

超概算だけど、東京都庁に定年まで勤めた場合の生涯賃金は3.3億円
これは、東芝や花王の生涯給料とほぼ同じ水準だよ。
※あくまでも”平均給与”であり、実際の給与水準と反映されていない可能性があります。

公務員だけ法律で副業禁止!

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公務員は「国家公務員法」と「地方公務員法」という2つの法律で副業が禁止されており、以下のように定められています。

国家公務員法 第103条
職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
国家公務員法 第104条
職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。
地方公務員法 第38条
職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

この法律の存在により、仮に副業がばれた場合は停職や免職といった重い処分が下されます。

そのため、公務員は給与所得以外にお金を稼ぐ手段が(基本的には)ないと考えてください。
※不動産投資や農業など、全くできないわけではない

言い換えると、公務員である限りおおよその生涯賃金は入庁時点で大まかに確定するとも言えるでしょう。

参考までに、東京都庁に大卒で入庁した場合、生涯賃金は3.3億円になるとのこと。

一方で、民間企業は副業自由です。会社が副業禁止の方針を掲げていても、法律上で規制されていないのだから何の問題もありません。

確定申告を個人で行うなど、基本的な対策をすることで会社にばれずに済みます。

副業したい人、生涯賃金を青天井に増やしたい場合は民間企業、2.5~3億円で十分と感じるのであれば公務員が良いでしょう。

少子高齢化が進んでいる都合上、税収入から給料を得る公務員の生涯賃金は減少傾向にあるね。

結論:やりたい仕事が出来る場所に就職しよう

今回の記事では国や地方自治体と民間企業のどちらに就職するべきかを悩んでいる人向けに記事を書きました。

社会人という観点で見ると、公務員と会社員の違いは

  • 入社(入庁)難易度
  • 副業禁止の有無
  • 仕事の内容、やりがい

くらいしかないかな、といった感じ。

公務員という職業は営利目的の民間企業とは異なり、公益性が高く市民優先の業務を行っているため良くも悪くも独特な文化を形成しています。

日本国内を経由して輸出入する動植物が伝染病にかかっていないかを確認する検疫官だったり、国の政策を決定するための研究を行う研究所などが良い例ですね。

これらの仕事は直接利益を生み出すものではありませんが、長期的には日本の国益に間違いなく貢献する仕事です。

このように、会社員が生きている資本主義社会から少し離れたところに位置しているのが公務員であり、お金にはならないけど誰かがやらなければならない仕事を日々こなしているんです。

私の個人的な意見としては、こういったお金にならないけど世の中に不可欠な仕事に興味がある人は公務員になればいいのではないかと思います。

一方で、ステータスが高く身分が安定しているからといった理由で公務員になる人は少し考え直してみても良いかもしれません。民間企業にも素晴らしい企業はたくさんあります。

また、やりたい仕事なんてないという方は一度民間企業に就職し、資本主義経済が肌に合わなかったら公務員になる、というルートをオススメします。

たった一度の新卒カードなのですから、最初の一社目はチャレンジしましょう!

長くなりましたが、以上が社会人1年目である私の結論です。

他にも様々な記事を書いているので、暇な大学生は是非チェックしましょう。

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