国立地方理系大学院生の就活体験談【農学分野】

就職活動
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こんにちは。2020年の3月に大学院を無事?に卒業することができたふくろう博士(college_blog01)です。

人生における最も大きな分岐点の一つである新卒就活ですが、大学院に進学するような優秀な学生ほど研究活動に力を入れ、就活は二の次という傾向が強いと感じます。

就職活動では大学院での研究内容も重要視されますが、納得のいく就職先から内定を得るためには『就職に関する情報量』最も大切な要素です。

しかし、すべての大学院生が公平に就活情報にアクセスできるわけではありません。

都市部周辺の大学と地方の大学、OB, OGが多い研究室と少ない研究室では就職に関する情報量は大きく異なります。

実際に私が所属していた研究室は地方の『放置系ブラック研究室』であり、研究室で頼りになるOB, OGが就職先にいなかったことから就職活動に非常に苦労しました。

そこで、この記事では

  • 大学院に進学予定の大学生
  • 就職活動を控えた修士1年生
  • 現在就活中の大学院生

を対象に、私の就職活動に関する体験談とそこから得られた教訓について書いていきたいと思います。

ふくろう博士
 

少しでも就職活動の参考になったら嬉しいです。

この記事のまとめ

・修士1年の12月以前には志望業界・業種を明確にする
 →志望動機が浅くなり、面接で苦戦しがち
・他の理系学部と比較すると就職は厳しめ
 →専門以外の業界・職種に目を向けよう
・理系総合職は高確率で地方工場勤務?!
 →都会で生活したい人は文系就職も視野に
・自由応募におけるエントリー数は21社が目安
 →90%の確率で一社以上内定を得るために必要
・業界研究>企業研究>職種研究の順で重要
 →入社後志望職種以外に配属される可能性
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私の経歴

就職活動といっても、その人の経歴や性格、志望業界によって内容が大きく異なると思います。

そこで、私の経歴について簡単にですが紹介させていただきます。

  • 上位国立理系大学の修士課程(20卒)
  • 農学系の研究科に所属
  • 研究室では界面化学を専攻
  • 留年なし、浪人なしの23歳男性(就活当時)
  • 志望業界は特になし
  • インターンは地元県庁に一週間経験
  • 研究・開発職を志望
  • 推薦なし、すべて自由応募
  • TOEICはちょうど600点
  • 資格は普通自動車運転免許(MT)のみ

就職活動に対する熱意はほとんどなく、周りが就職活動を始めたからという理由で自分も慌てて始めた「意識低い系」大学院生でした。

研究室の指導教員からは完全に放置されており、ほとんど研究成果がない状態での就職活動は非常にハードでした。界面化学に関する研究室で基礎研究を行っていたため、志望動機と研究内容が関連させにくく苦労したのを覚えています。

農学系に送られる推薦にあまり魅力的な企業がなかったため学内推薦は使用しませんでした。

やはり、工学系の学内推薦と比較して2ランクほど企業レベルが落ちることを痛感しましたね。

(工学系と農学系で学内推薦を送った企業を比較すると、30代で平均年収が100万円ほど違うことが当たり前。)

私の就活軸について

私の就活軸は次のようなものでした。

  • 研究職または開発職を志望
  • 出来るだけ大手企業
  • 激務ではない企業
  • 本社が東京都市圏にあるか
  • 国内であれば転勤は許容範囲

大学院で学んだことを少しでも生かすため、研究職・開発職を志望。

就活初期は地元での就職を希望していたのですが、地元企業の給料の安さが原因で東京近辺での就職に変更しました。

都市圏と地方の収入格差は凄まじいため、平均以上稼ぎたい学生は自然と大都市近辺での就職を目指すことになるでしょう。

また、基本的に日本のメーカーは地方に工場を作るため、理系総合職として入社する場合も地方生活をある程度覚悟する必要があります!

都会での生活に強いこだわりがある学生は、IT・金融業界等の専門外での就職を選択肢に入れる必要があると思います。

一般的な農学系院生の就活

農学部は扱う学問分野が多岐にわたり、生態系の研究を行う研究室もあれば、分子生物学・食品生化学・流域管理学・農村社会学など様々です。

当然ですが、食品生化学を学んだ学生と農村社会学を学んだ学生では就職先は大きく異なります。

そこで、農学部を①生物系, ②化学系, ③工学系 に分類した時の学生の進路状況について私の同級生の進路を参考にしながら解説していきたいと思います。

生物系の場合

  • 食品メーカー
  • 化学メーカー
  • 公務員
  • 専門以外の就職
  • 公的研究機関
  • 博士過程に進学

バイオ系の研究室では食品や製薬、化粧品等の就職人気度の高い業界に志望する傾向が強いです。

これらの業種の大企業に就職する場合、長期インターンに参加するといった入念な準備と本人のポテンシャルが不可欠!

また、トマトに関する研究を行う学生がカゴメに就職しやすい等、実験テーマによって就職難易度が変化しやすい印象があります。

生態学等の実学から離れた分野の研究室では公務員就職を目指す学生が多い印象です。

大学院進学時点で公務員就職を考えている学生が多く、日々コツコツと勉強することでしっかりと合格していますね。

地元県庁の農業職・農業職・林業職を志望する人が大半ですが、一部行政職や国家公務員総合職(農林水産省)に入省する学生もいました。

大学院での研究に嫌気がさし、専門外の就職をする学生も一定数います。

農学系の場合、農林中央金庫や丸紅への就職が一番多いイメージ。また、大手食品業界に就職活動を絞ったが内定を得られず、未経験でIT業界に就職する人も一定数います。

化学系の場合

  • 食品メーカー
  • 化学メーカー
  • 農薬メーカー
  • 製薬メーカー
  • 繊維メーカー
  • 専門職以外の就職
  • 研究機関・博士課程

化学系も生物系と同様に食品・化学メーカーへの就職希望者が多いです。

他の化学系学部と比較して、医薬・化粧品・農薬メーカーへの就職が有利に働きやすい特徴があります。しかし、上記の業界はどれも高倍率であり大手企業への就職を目指す場合は入念な就活対策が必須です。

化学系の場合、自分から進んで専門外への就職を目指す学生は少数派です。

倍率の高い大手企業のみにエントリーを行い、最終面接までに持ち駒が尽きる学生が毎年のように発生するのもこの分野の特徴。

このような学生は都内のIT企業に未経験で就職することが多いため、滑り止めの企業を受けるなどといったリスクヘッジを取ることが大切です。

工学系の場合

農学部の中でも農業土木・農業工学の分野は就職に強く、大手企業への就職率は学部内で最も高い水準と思われます。

  • 建設業界(ゼネコン)
  • 機械業界(農業機械)
  • コンサルティング業界
  • 建築業界
  • 公務員

しかし、現場に近い業種に配属されたり残業時間が多いといった業界が多く、ライフワークバランスはイマイチな企業が多い印象です。

公務員試験の農業土木職は穴場分野として有名で、県庁レベルで倍率1倍も存在するため公務員になる学生も一定数存在します。

実際に受けた業界と会社数

実際に説明会に参加し、ESを提出した企業は35社でした。

  • 食品     10社程度
  • 化学     10社程度
  • バイオ    5社
  • 繊維     5社
  • エネルギー  3社
  • 廃棄物処理  1社
  • 県庁     1社

すべて自由応募による就活を行い、大手エネルギー業界の一社から理系総合職として内定を頂くことができました。

応募企業35社という数字は、世間一般の文系大学生と同じくらいかそれよりも多いくらいの水準です。

世間一般で噂されるような

「教授推薦を貰って就活せずに内定を得られた」

といった経験は残念ながらありませんでした。

どこの大学でも一緒ですが、農学・生命科学系の研究室に大手企業の推薦はほとんど届きません。推薦で内定先が決まるのは工学部の一部学科のみで、農学系は院生含めて自由応募での就職活動を行います。

私の場合、特にやりたい仕事がなかったため、食品・化学・バイオ・繊維・エネルギー系と幅広い業種を乱れ打ちしていました。

結論から言うとこのような就職活動はマネしてはいけません。

会社ごとの業界分析が不十分になり、どの会社でも当てはまるような浅い志望動機を答えてしまうためです。

遅くとも修士1年生の12月には志望業界を2~3個程度に絞ることを強くお勧めします。

大まかな就活の流れ

基本的な就職活動の流れは次のようになります。

  • インターンシップ
  • エントリー
  • 企業説明会
  • ES(エントリーシート)提出
  • テスト(SPI・WEBテスト)選考
  • 一次面接
  • 二次面接
  • 最終面接
  • 内定(内々定)取得

基本的に上から順番にイベントをこなしていくことで内定が得られます。

内定から就活イベントを逆算していくことで、どの時期までに何を行うべきかが明確になります。

体験談をよく読んで、どんな時期にどの選考段階が集中するかを確認していきましょう!

実際の選考スケジュール

実際の就活の流れを時系列順に箇条書きで並べていきます。

私が就活した2019年では3月に企業からのエントリー解禁、6月に面接解禁というルールでした。

しかし、実際にはほとんどの企業が採用ルールを無視して選考を進めていました。

2021年以降は経団連が定める就活ルールが廃止されるため、より早期に就活採用が行われると考えられます。

就活ルール廃止後も大まかな採用の流れは変化しないため、下記の内容は21卒以降も役立つ内容かと思われます。

自分の周りの学生に流されず、早い段階から就活のスタートを切りましょう!

修士1年生5月

地元県庁の公務員に就職するという選択肢を考え、筆記試験対策のために申込書類を提出

WEB上で手続きが完了するため、面倒な手間もなく30分程度で完了

過去3年間の平均倍率が2倍程度とお手軽に感じたため農業土木職を選択

公務員の教養試験及び専門試験の参考書を購入し、毎日1時間ほど勉強を始める

修士1年6月

公務員試験の一次試験が実施される

教養試験は手ごたえを感じたが、専門試験は後半部分が全て分からなかった

小論文は中身のない薄い内容を規定文字数まで膨らませたところで終了

思ったこと

「 一か月間しか勉強してなかったし、これは落ちたなー 」

「ただ、半年も勉強すれば何とかなりそう」

やるべきこと

遅くともこの時期までには気になる企業のインターンシップに応募するべき

インターンシップ選考は就職活動の予行練習になるため、 行きたい企業の業種が分からない場合でもとりあえず参加するべき

修士1年7月

一次試験の結果が郵送にて送られ、合格していたことが判明!

二次試験の案内が同封されていたが、修士を修了する予定のため断る

その代わり県庁のインターンに一週間申し込みを行った

思ったこと

「専門試験の問題のうち半分以上は分からなかったのに受かるんだ・・・」

滑り止めとして県庁を来年受けるのはアリだな」

やるべきこと

この時期は有名企業の長期インターンに応募するべき

  • 多くの企業でインターン参加者に選考優遇があるため
  • 面接や身だしなみ等の就活における基本を磨けるため
  • レベルの高い学生と情報交換の場が得られるため

修士1年8月

地元県庁の農業土木職でインターンシップに参加

5日間のインターンシップでは県内の様々な事業所で仕事場の見学を行った

職員から教養試験と専門試験の合計点は3.5割を超えていれば合格と教えてもらった

思ったこと

良くも悪くも世間一般が想像する公務員のイメージと一致した

学生目線から見て非効率に感じる紙ベースの仕事内容や、誰も見ていないような地方紙の内容に力を注いでいる印象

県庁で5日間のインターンシップは長く感じた。3日間で十分な内容

安定した給料と社会的地位はあるが、仕事に楽しさはなさそうだなぁ・・・」

「一次試験は今年合格したし、いい民間企業に受からなかったら公務員もアリかな」

やるべきこと

優良企業のインターンシップに参加する

少しずつ修士論文の指針をまとめ始める

大学院の単位を修士論文以外すべて取得する

修士1年2月まで

研究室での実験結果が理論による予測と大幅に異なり、考察に苦しむ

学会発表の準備にリソースの大半を割かれ、研究も就活も進まない悪循環に陥る

年が明けた前後から就職活動に関する情報が本格的に世間一般で流れ始め、準備ができていないと焦る

学部時代の友達と就職に関する情報交換を行うが、皆違う業種に進む予定のため有意義な情報が得られなかった

地元に戻って就職するか、東京で就職するかまだ決められずにいた

思ったこと

「研究室での実験も就活も全く進んでなくてヤバイ・・・」

「そもそもどんな業界に行きたいか分からない」

「地元就職するか東京で働くか決められない」

やるべきこと

小さくてもいいので3月までに研究結果を挙げる

 →就活時に研究内容を聞かれた際、研究成果を説明できるようにするため。

 →就活が長期化した場合に、修士論文を書くためのネタがないという状態を防ぐため。

自己分析を行い、自分が近い将来どのような生活を送りたいかを考えること

 →地元就職or東京就職? 文系就職or専門就職? 仕事のやりがいor安定?

 →自分の根幹となる部分だけはしっかりと理解しておくことが大切!

(可能であれば)就活用の資金をバイト等によって稼いでおく

 →就活時にはかなりの金額を消費してしまう。

 →目安として、10万円程度を3月までに貯めておこう。

就職情報大手『マイナビ』(東京・千代田区)が発表した学生調査で、2020年春卒業予定の学生の就活費用の平均は、4か月間で9万9,277円 と発表されました。

引用:お金がないから就活できない? 就活にいくらかかるか知っておこう

修士1年3月

企業の就職活動が解禁され、リクナビやマイナビ経由でプレエントリーが可能に!

有名企業を中心に、とりあえずプレエントリーボタンを押していく

逆就活サイトの存在を知り、キミスカやOfferBoxにプロフィールを投稿した

有名企業の多くは説明会参加がエントリーの条件のため、東京での説明会に参加し始める

説明会とESの提出が3月中に集中するため、移動中の電車内でESの内容を構想していた

企業によってはSPIの提出が必要なため、東京のテストセンターで複数回受験し、一番手ごたえがある結果を送っていた

説明会終了後、そのまま筆記試験を実施する企業があった

一部の同期はこの時点で内定があった!?

思ったこと

「3月中に説明会の参加とES提出の企業が多くて忙しい・・・」

「3月に入ってから一度も研究室に行けていないけど大丈夫かな」

「ESが通過するか毎日不安」

やるべきこと

逆就活サイトに自分のプロフィールを記入する

  • 質の高いESを書く練習になる
  • 企業から関心度の高いメッセージが送られるため、内定獲得率は高い
  • 大手企業や有名企業といった「人気」の企業は少ないが、隠れ優良企業は多めな印象

効率よく説明会に参加する

  • 説明会、SPI受験、グループディスカッション等の予定を効率よく詰めていく
  • この時期に説明会に行った企業の数=持ち駒なので、可能な限り参加する

就活で知り合った人と積極的に情報交換を行う

  • 同じ企業に集まっている学生は就活軸が自分と似ている場合が多い
  • ほかにエントリーしている企業を聞き出し、余裕があるときに調べておこう

食品業界の研究開発職はよほど自信がない限り受けない方が無難

  • 食品・製薬業界の研究職はとてつもなく高倍率
  • 金と時間だけが無駄になる可能性が高い
  • 無事に面接まで進んでも、4, 5次面接までかかる場合も

修士2年4月

ESの選考結果が届き始め、一次面接の連絡がメールにて送られ始める

ESの通過率は7割程度だったが、食品・エネルギー業界の通過率は6割程度と悪かった

一方で、逆求人サイトからエントリーした企業からはすべて一次面接へ通過できた

面接練習は大学の就職課が予定で埋まっていたため、ぶっつけ本番で面接に臨む

4月時点ではほとんどの企業が一次面接を実施し、規模が比較的小さな企業では二次面接まで実施していた

一次面接を通過した企業は5割程度であり、順調に大手企業からお祈りされていった

面接実施後に結果を知らせるメールが届かず、みん就経由で自分が落とされたことを知るということが何回か遭遇した(すべて食品系)

思ったこと

「大手企業からのお祈りが増えてきて、精神的に落ち込む」

「企業は就活生に対して締め切りを求めるくせに、合否結果のメール一通も送れないのかよ?」

「そろそろ就活用資金が尽きかけてヤバイ」

やるべきこと

事前に面接練習を十分に行い、指摘された点を改善する

  • 4月以降は大学の就職課が混むので、研究室の友人や指導教員に見てもらおう
  • 実家暮らしの場合は両親や兄弟など、自分以外の誰かに指摘してもらう経験が大切

お祈りメールに一喜一憂しない

  • 就活は相対評価であり、自分よりも優秀な人材がいる場合そちらが採用されてしまう
  • 結果に対して自分を責めず、次に面接する会社の対策に切り替えよう

修士2年5月

GW明けに金属加工を手掛ける会社で初めての最終面接を経験

会社の役員4人に対して、学生1人が自己PRと逆質問をする形式で、その日のうちに内々定の連絡をメールで受けた

内々定後に内定承諾書の提出を求められたが、提出を2週間程度遅らせてもらった

5月中旬に最終面接が3社あり、結果1社(エネルギー・業界上位)のみ内々定の連絡を受けた

しかし、6月に面接が解禁される企業に本命企業があったため、内定承諾書の提出を先延ばし

地元県庁に受験登録をネット上で行っていたが、納得のいく会社から内々定をもらった受験しなかった

思ったこと

「とりあえず内々定を手に入れられてほっとした」

「公務員は年齢制限までは受験できるから、新卒カードは民間企業に使おう」

民間企業が肌に合わないと感じたら公務員受験すればいいかな?」

やるべきこと

就職活動を継続する場合は、内定承諾書の提出を遅らせてもらおう

  • 提出を強制された場合は提出しておこう
  • 内定承諾書は法的拘束力はないため、後日必要になったときに辞退の連絡をしよう

最終面接で落ちてもへこまない

  • 最終面接は意思確認の場ではなく、あくまで選考の一部と考えよう

修士2年6月

志望度が高かった2社の最終面接を行ったが、どちらも不採用・・・

結局、第一志望群の一つだったエネルギー系の会社に内定承諾書を送り、就活はこれにて終了

志望度の低かった金属加工業界には内定辞退の電話を送る

思ったこと

「一番志望度が高かった企業は不採用だったけど、内定をもらった会社もいい所だしおおむね満足した結果が得られたかな」

「就活を本格的に始めた3月からほとんど研究室に行けなかったから、すぐに研究を再開しないと修論に間に合わない・・・」

「学内推薦で就活が終わる工学系が羨ましい」

やるべきこと

内々定を頂いた企業に内定辞退の連絡をする

  • 必ず内々定をもらった企業に連絡をすること
  • 電話で直接伝えにくい場合はメールでもいいので、なるべく早く伝えよう
  • 何も連絡をしない場合、大学経由で連絡が来る場合があるので注意

修士論文作成に全力を尽くそう

  • どれだけいい内定先が得られても卒業できなければ意味がない
  • 就活が終わり次第研究を再開するべし

選考結果まとめ

就職活動の選考過程における通過率とそこで得られた教訓についてざっくりと解説していきます。

※右側の数字は受験した企業、左側の数字は選考に通過した企業を表しています。

【ES・筆記:30/35】

  • 筆記試験は大学受験を真面目に受けた人なら問題ないレベル
  • 自宅のインターネットから受験できる場合、就活生の友達と力を合わせて解くこと
  • 性格診断を受けるときは、志望企業の『求める人物像』に基づいて回答することが大切
  • ESを期限ギリギリに提出した企業は落ちたため、余裕を持って提出すること
  • 大手食品企業の研究職は露骨に学歴フィルターあり(確認済)
  • 履歴書を手書きで書かせる企業の場合、文字を間違えたら一から書き直した方が無難
  • 個性的なガクチカが高通過率の原因?

【一次面接:17/30】

  • GDを行う企業が少数存在したが、大半の場合は集団面接だった
  • 集団面接の場合(面接官:受験者=2:6)
  • 一次面接が個人面接の企業はESの通過率が低い企業であり、ライバルが少なめ
  • 身だしなみ・髪型・スーツや靴の汚れには気を付ける
  • 面接官は比較的若手~中堅社員の割合が高い
  • 話す内容よりも、話し方や表情に重点を置かれる印象
  • ほとんどの企業では研究内容について聞かれなかった
  • 食品系の場合では「好きな商品とその理由」について必ず聞かれた
  • 質問に対して過不足なく答えることが大切(要点を簡潔に伝える)
  • 一次面接の通過率は60%程度だが、食品・化学系企業では30%と低かった
  • 書類選考さえ通過してしまえば学歴による有意差は無くなると感じた

【二次面接:6/17】

  • 基本的に受験者は少人数(面接官:受験者=4:2)
  • 志望職種の管理職(研究所所長)や主任クラスが面接に同席する
  • 企業によっては研究概要をPowerPoint で発表する場合がある(東レなど)
  • 研究概要を語る際、研究背景と実験を行う意義は正確に説明する必要あり
  • 実験手法や得られた結果、具体的な考察については最低限で十分
  • 入社意欲について聞かれるが、「御社が第一志望」と回答すること
  • 正直に「第一志望群」や「第二志望」と答えるのは絶対にNG!
  • 「同業他社との比較」に関する質問には論理的にこたえられるよう準備する
  • 企業によっては二次面接として工場見学を実施するところがある
  • ただの工場見学と油断せず、積極的に質問をするなどのアピールしよう

【三次面接:1/2】

  • 二次面接が工場見学の場合、三時面接が別に開催される場合がある
  • 基本的には二次面接と同様に対策を行うこと
  • 採用日程を増やすことで他社選考を妨害することが目的?

【最終面接:3/5】

  • 最終面接では企業の偉い人(役員)に対して面接を行う
  • 最終面接は企業によって重要度が異なる
  • 最終面接前に「内々定は決定してるけど、形式的に受けてほしい」と伝えられた企業もあった
  • とはいえ、企業によっては採用フローの一部として普通に落とされる企業もある
  • 役員は高齢者がほとんどなので、若者らしい元気さをアピールすること
  • 長く務めた役員ほど愛社精神が強い割合が高いため、少し露骨なほど企業を褒めるくらいがちょうどいい
  • 今までの面接とは異なり、「高齢者受けのよさそうな若者」を意識した面接を行う

【内々定:3】

  • 内定を得られたのは①産業廃棄物処理, ②エネルギー関連会社 ③繊維(不織布)
  • インフラ要素が強く、安定した雇用を見込んで②エネルギ関連会社に入社
  • 大手食品業界(味の素、キッコーマン等)は採用初期で全滅した
  • 化学メーカーは理学部化学科・工学部化学科が強い印象を受けた
  • 化学メーカーの場合、農学卒は文系職で応募も選択肢としてあるかも?
  • 就活はある程度の運要素が含まれていると感じた
  • 面接対策が完璧でも、自分より優秀な学生がいたら採用されないのが就活です
  • 就活でも『滑り止め企業』を受ける大切さを実感した
  • あまり行く予定のない企業でも、内定取得の有無は精神に大きく関わる

選考結果から分かること

私の場合、各選考過程における通過率は以下の通りになりました。

書類選考:80%
一次面接:60%
二次面接:40%
最終面接:50%
程度が目安となる

自分が受ける予定の企業は高確率であなたと同レベルの学生との競い合いになります!

たとえあなたが東大生だったとしても、入社を競うライバルは東大生をはじめとした優秀な大学生なのです。このことから、自由応募のみで就職活動を行う場合、多くの学生が上記の確率に収束していくと思います。

書類選考から最終面接合格までの合格率は10%程度なので、90%の確率で一社以上から内定を得るためには21社受ける必要があるのです!

まとめ

長々と就職活動の経歴をまとめてみましたが、一言で表すと「とにかく精神・肉体的に苦痛」でした。

毎日のように大学と東京を電車で往復し、お祈りメールで気を落とす毎日は確実に精神を疲弊させます。

疲れた顔をしたまま面接会場に向かい、元気のない受け答えを繰り返すことで不採用が続く・・・

私の回りで就活に失敗したケースの根本的な問題はこれが原因であると感じました。

現在就活中の方、もしくはこれから就活が控えている方は上記の「やるべきこと」を読んでみてください。

あなたの不安や疑問を解決する大きなヒントが隠れていると思います。

今後も就職活動に関する記事を作成していく予定なので、よかったら読んでください。

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