
こんにちは!
2020年に国立理系大学院を修了し、現在は民間企業で研究職に従事しているふくろう博士と申します。
Twitter:(@college_blog01)
コロナウイルスの感染拡大に伴い、22卒生の就職活動はオンライン上での会社説明会やウェブ面談の実施といった『生活様式の多様化』を迫られています。
例年とは異なる就職活動に戸惑っている方も多くいらっしゃると思いますが、そんな時こそ「就活に関する情報量の差」が内定の有無を分けるもの!
今回の記事では、20年卒の理系大学院生が逆求人サイトであるOfferBox(オファーボックス)を使用してみた感想について出来るだけ正直に書いていこうと思います。
就活生である皆さまにとって少しでも有益な情報を共有しますので、最後までご覧いただけると幸いです。
OfferBoxを活用するメリット
- 職業選択の幅が広がる
- 就活にかける時間を確保できる
- 『隠れ優良企業』を発見しやすい
- 内定を得やすい
デメリット
- 地方企業の登録数・採用数が少ない
- 掲載される業界・業種に偏りがある

実際に活用した経験から言うと、『ほぼ全ての就活生は登録だけでもしておくべき!』
その理由について解説していくよ!
プロフィール
就活情報を正しく判断するためには、どんな人が、いつ、どんな条件で就職活動を行ったか?を知ることが非常に重要です。
そこで、就活生時代の私のプロフィールについて簡単にまとめてみました。
- 20卒の国立大理系大学院生【農業土木分野】
- 専攻とは直接関係ない企業の研究・開発職を志望
- 大手求人サイトと逆求人サイトを併用した就活を行う
- 本格的に就活を始めたのは就活解禁後の3月頃から
- 就活中は研究室にはあまり行かなかった
- 30社程度受けて、内定を得られたのは3社程度
私の就職活動についてより詳しい内容を知りたい人は下記の記事をチェック!
20卒世代の就活体験談であるため、オンラインでの会社説明会やWEB面談はありませんでした。しかし、就職活動の基本的な流れを理解できるかと思われます。
OfferBox(オファーボックス)とは?
そもそもOfferBoxとはどのようなサービスなのでしょうか?
Offer Boxは株式会社i-plugが運営している逆求人型就活サイトで、学生が登録したプロフィールを企業の採用担当者が閲覧し、興味のある学生に対しオファーが送られてくることが特徴です。
一般的な求人サイトによる就活との最大の違いは、プロフィールを登録することで自動的に就活が進むところ。
従来の就職活動では
という形式で就職活動を行っていました。
しかし、このような形式では企業も学生も時間的拘束が厳しく、企業側にとっても高額な採用コストがかかります。
これらの反省を生かし、近年では
という採用フローを行う企業が増えてきました。
このような採用方式は企業・学生共にメリットが大きく、今後の就職活動の主流になると考えられます。

採用担当者はあなたのプロフィールを見た上でオファーを送ります。
”理系だから研究職・文系だから営業職”といった固定観念にとらわれない就活ができるよ!
良かった点・メリット
一部の選考を免除してもらえる
企業によっては一次面接や書類審査など、採用段階における過程を一部減らしてもらえます。
書類審査や一次面接などは「学生の大まかな人柄」を見分けるものであり、採用担当者がプロフィールを見ることで十分判断できるためです。
『面接や書類審査の過程が少し減っただけでは、あまり意味がないのでは?』
と考える人もいるかもしれませんが、最大のメリットは時間を節約できること!
大抵の企業では業種ごとに採用日程が似通っており、
「ESの締め切り日や説明会の参加日程が複数の企業で被ることが多発し、気がづいたら持ち駒がかなり減っている」
といったことが頻発します。
就職活動において最も気を付けるべき点は時間管理!
選考を優遇してもらうことで時間を節約し、空いた時間で企業研究や面接対策につぎ込むことで内定に大きく近づきます。
幅広い業種を知ることができる
逆求人サイトという性質上、自分が行きたい業種以外からもオファーが来る場合があります。
そんな時は自分の視野を広げる大チャンス!
面倒くさがらずにその企業・業界について調べてみましょう。
社会人になって分かったことなのですが、「自分が社会に出て働くこと」について十分に調べないまま自分のイメージで就職活動を進めることは危険です。
中々内定が得られない、就職後すぐにやめてしまうといった原因になります。
就職活動を行う上で大切なことは客観性です。
「自分はどんな仕事をしたいか」けではなく「他人から見てどんな仕事が向いているか」を知ることも内定確保には重要です。
OfferBoxでは、採用担当が客観的な目線であなたプロフィールを評価するため思わぬ業界との出会いに繋がる点でオススメ出来ます。
「隠れ優良企業」を発見できる
個人的にはこれが一番のメリットと感じました。
大手求人サイトの場合、大企業から中小企業まで幅広い会社が掲載されています。自分の理想とする条件で検索しても、検索数は数百~千件程度までしか絞り込めないといった状態は日常茶飯事です。
その中から、一社ごとに年収や福利厚生・事業規模や採用大学について調べ、自分にとって最適な企業を選択することは至難の業。
その結果、多くの就活生その企業について表面的に調べるに留まり、小・中規模だが景気に左右されず安定した業績を続ける「隠れ優良企業」を発見することができません。
しかし、逆採用では自分に送られてきたオファーのなかで最も条件がいい企業を選択することができるため、結果的に「隠れ優良企業」にアクセスできる可能性が高まります。
「隠れ優良企業」は、その企業規模の小ささから転勤やリストラとは無縁な場合も多いです。
大企業への就職にこだわらない方・ワークライフバランスを重視する学生にとって最適な就活方法と言えるでしょう。
企業側の採用意欲が高い
従来の採用活動とは異なり、OfferBoxはあなたが書いたプロフィールを見て「是非この学生を採用したい」と感じた企業からのオファーが届きます。
そのため、企業側の採用意欲は一般の就職活動と比較して高いと言えます。
私の場合ですが、OfferBox経由で登録した企業はすべて最終面接まで進むことができました。
就職活動において内定の有無は非常に大切です。
同期の友人が次々と内定を得る中で自分だけ内定がないといった状態が続くと、
という負のループに陥ることになります。
一度このループに陥ると、ほとんどの場合自力で抜け出すことが困難です。
就職活動の初期段階で内定を得る成功体験をすることは、より採用条件の良い企業を得るためにも重要です。
最終的に大企業への内定を目指す場合の学生でも、
OfferBoxを利用する企業は増加傾向
一昔前の就職活動では、従来の
という形式で就職活動を行っていました。
しかし、このような形式では企業も学生も時間的拘束が厳しく、企業側にとっても高額な採用コストがかかります。
これらの反省を生かし、近年では
という採用フローを行う企業が増えてきました。
このような採用方式は企業・学生共にメリットが大きく、今後の就職活動の主流になると考えられます。
上記の図からも分かる通り、直近3年間のオファー数は増加傾向にあります。
コロナウイルスの影響で採用活動の在り方を変化せざるを得ない企業が増えたことを考えると、22卒以降ではOfferBox経由で採用活動を行う企業はより増加すると考えて間違いありません!
気になった点
登録している企業は大都市が中心
OfferBoxに登録している企業のうち、大部分は本社が都市圏(東京・名古屋・大阪・福岡)に存在しています。
そのため、都市圏での就職を考えている学生にとっては有用ですが、都市圏以外の地域で就職を行う学生は企業候補が著しく少なくデメリットといえます。
しかし、考えようによっては優良企業を見分けるチャンス!
なぜならば、非都市圏でOfferBoxを活用した積極的な採用を行っている企業は若くて活気がある人材を求める将来性のある企業と判断できるためです。
ある意味では、地方の就職活動においてその企業がOfferBoxに登録しているかどうかが優良企業を判断する一つの指標になるかもしれません。
一部の人気企業・業種は登録していない
毎年人気企業ランキングの上位に位置する企業はOfferBox経由の採用は行っていません。
具体的には、マスコミ・メーカー(特に食品・化学・化粧品・自動車)・大手商社などが当てはまります。
これらの業界では毎年優秀な学生が勝手に集まってくるため、逆採用をする必要がないからでしょう。
こういった大手人気企業の総合職からの内定を目指している学生にはあまり向いていないサービスであると言えるかもしれません。
とはいったものの、絶対に内定を取りたい企業の面接を受ける前にはある程度の実戦練習が不可欠!そういった際に、手軽に面接の約束が取り付けられるOfferBox経由の求人が役に立つと思われます。
面接を行った結果、思いのほかその企業が魅力的に感じたら入社を決意してもよいですし、高倍率である大手企業が全滅してしまった場合の保険にもなりえます。
こういった要素を踏まえて考えると、大手企業を志望している学生でも登録をする価値があるサービスであると言えるでしょう。
まとめ
OfferBoxを利用した感想は、「自分に合った隠れ優良企業を見つけることができる逆求人サイト」です。
都市圏での就職を考えており、隠れ優良企業に就職したい方にはピッタリのサービスだと思います。
公式のデータによると毎年3~4月が企業の掲載ピークを迎えるため、22卒の就活生は早めの登録をしてみましょう!
21卒以降の就活生はコロナウイルスの影響で例年通りの就活は難しいため、逆求人サイト経由の就活は今後より活性化していくことが予測されます。
様々な就活に関する情報を集めて、納得のいく就職活動を行いましょう!
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