【大学生活】99%の理系大学生にとって大学は単なる就職予備校にすぎない、という話

就職活動
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皆さんこんにちは。ふくろう先生と申します。
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大学生であれば「大学が就職予備校化している」といった主張を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

大抵の場合、これらの主張は

  • 海外の大学生は卒業要件が難しいため、日本の大学もそれに見習うべきだ
  • 過去の大学生は真面目に勉強していたのに、今どきの学生は遊んでばかり
  • 大学とは学問を学ぶための場であり、就職のために進学するのはナンセンス


といった、ネット上でよく見るありふれた結論に落ち着きます。要するに真面目に勉強しろよ、という訳ですね。

これらの主張からも分かる通り、日本では”大学生は学問に対して一生懸命に向き合うべき”といった考えは一定の地位を得ていることが分かります。

実際に、上記の風潮を正しいと感じて真面目に実践している大学生も少なくないでしょう。私自身も真面目に学問と向き合うことは否定しません。

しかし、現在の就職活動において企業が理系分野の専門知識を重要視していない現状では、過度な学問信仰は危険といえるでしょう。

あくまでも個人的な意見となりますが、博士課程へと進学し、研究者になる1%の超エリートを除いた99%の理系学生にとって大学は単なる就職予備校でも全く構わないと思います。

そこで、今回の記事では99%の理系学生(※修士含む)にとって大学は就職予備校として活用するべき理由を解説していきます。

現役で筑波大学に入学し、本気で博士課程を目指していた元研究ガチ勢だからこそ語れる部分も多々あると思いますので、是非最後までご覧いただけると幸いです。

大学なんて就職予備校扱いでいいじゃない、凡人だもの。

今回の記事の内容はかなり偏った考え方となっています。
反対意見も参考にし、自分なりの結論に至る一助となれば幸いです。
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大学進学は就職先を得るための手段でしかない

そもそも、約50%の高校生が大学に進学する理由とは何でしょうか?

医者や薬剤師など、特定の学部に所属しなければなれない学部進学者を除くと、そのほとんどが「生涯賃金を増やしたい」というものでしょう。

現状の日本社会において生涯賃金の過多を表す属性はいくつか存在し、

都会>田舎
大卒>高卒
ホワイトカラー労働者>ブルーカラー労働者

といった関係になっています。

厚生労働省:学歴別にみた賃金


この傾向は統計的に確立された事実であり、冒頭の「生涯賃金を増やすために大学進学する」という選択は非常に合理的なものとなります。

これはある意味当然のことで、生涯賃金の多い都会に就職したり、リモートで仕事可能なホワイトカラー労働者になるためにも大卒という資格は有利に働くためですね。

つまり、そもそも大学に進学する目的とは将来金銭的に豊かになることを期待するためであり、学問を究めるという選択肢は手段の一つに過ぎないと言えます。

就職強者 ≠ 成績上位者という現実

大学に進学する学生の大半は生涯賃金の増加を期待しており、それは統計上から見て正しい選択肢であるということを説明しました。

それでは、生涯賃金を増やしたい理系大学生にとって、学問に打ち込むことは正しい選択肢なのでしょうか?

企業が学生に求める資質や能力について質問したアンケート結果を見ると、この疑問を解決する興味深い傾向が明らかになりました。

企業が学生に求めるもの

引用:企業が学生に求める資質、能力、知識

この表の結果から、文系・理系大学生ともに主体性や行動力、チームワーク・協調性といった個人の資質を重視する傾向にある一方で、専門分野の知識といった大学で学問を学ぶことによって得られる部分はあまり重要視されていないことが分かります

これは日本企業がメンバーシップ型の採用活動を行っているためであり、新入社員の教育は入社後に0から企業主体で学ばせるといった方針が根強く残っているためです。

言い換えると、企業は大学で学問を学ぶことで得られる知見に対してはこれっぽっちの興味もなく、長く自社に勤められるように自社カラーに染めるための教育を重視すると言えます。

アンケート結果に含まれない大企業の研究職などは専門知識を有する学生を確保したいと考えているかもしれませんが、そういった人材は優秀な博士課程を少数だけ雇えばいいのです。

結局のところ、生涯賃金の大幅増が期待できる大企業に就職できるのは一部の要領が良い就活生だけであり、いくら学問を修めたところで大したプラスにもなりません。

むしろ、就職活動に対する理解に乏しい研究室に所属してしまった場合、本来の実力よりも大幅に見劣りするような企業にしか就職できなかった、といった悲しい事態を引き起こしかねません。

生涯賃金を増やすことが目的であれば、学問を学ぶことは必要最小限で良く、それ以上に主体性や協調性を磨いた方が(理系学生であっても)正しい選択肢といえるでしょう。

大学≒就職予備校であり、結局一番都合がよい

これまでの話を総合すると、大学への進学は生涯年収を増やすために有効な手段であるが、学問を修めることは優良企業への就職へと必ずしも結びつかないということを示しました。

そもそも、日本全体で研究者と呼ばれる社会人がどれほどいるのかご存知でしょうか?

総務省統計局によると、平成28(2016)年の日本の研究者数は84万7100人に過ぎず、日本の労働人口である6868万人と比較するとたった1%にしかなりません。


学問を真面目に学ぶことは人生を豊かにすることは間違いありませんが、金銭的な豊かさもまた人生を豊かに過ごすために不可欠なものです。

私達のような99%の凡人は必要最低限の知識を大学で身につけ、残りの時間は主体性や協調性を身につけるためにサークルや団体活動をしていた方がよほど有意義といえますね。

そういった活動に興味のない方や、もっと直接的に就職活動に結び付けたい方はインターンシップへの参加等をおすすめします。


くれぐれもネット上の匿名の意見に流されず、最後には自分の人生の目的に合った選択肢を選べるようになることを願っています。

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