【理系必見】研究室に配属された学生が最初にやるべきこと4選【就活から始めよう!】

【理系必見】研究室に配属された学生が最初にやるべきこと4選研究室
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皆さんこんにちは。筑波大学院で修士号(農学)を取得し、現在では民間企業の研究職に従事しているふくろう先生と申します。
Twitter:(@college_blog01


初めて研究室に配属される学部3,4年生にとって、研究室での生活というのは謎が多く正確な実態を掴みづらいかと思われます。

多くの理系学部生はいわゆる”研究”という行為に対して、ある種の憧れと一抹の不安が混在する不思議な気分を味わっていることでしょう。もしかしたら、学士や修士といった学位さえ取得できれば良いと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

参考までに、私が学部4年生~大学院(修士課程)の研究室生活の振り返りを下記リンクに共有いたします。


タイトルにもある通り、農業土木系のとあるブラック研究室に意図せず配属された末路を当時の記憶を振り返りながら記述した力作です。

上記の通り、精神をゴリゴリ削られつつもなんとか研究室生活を送ってきた私ですが、苦労したからこそ『研究生活において重要なこと』はよく理解しております。

今回の内容は閉鎖的で権威主義がはびこる”研究室”でうまく生き抜く処世術として非常に有用な内容となっておりますので、是非一読することをオススメいたします!

  この記事のまとめ

  • 就活対策をしっかり行おう
  • 教授や先輩、同期と仲良くなろう
  • 規則正しい生活習慣を身につけよう
  • 実験ノートの取り方をマスターしよう
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就活対策に全力を注ぐ

最初にハッキリ断言します。『博士課程進学→ポスドクを経由して大学教授を目指す』ごく一部の学生以外は就活対策に全力を注ぎましょう!

一口に理系学生といっても、一部の工学系の学科以外は推薦といった恩恵を十分に受けられない残酷な現実があります。私が所属していた農学系の研究科では、8~9割程度の修士学生が自由応募経由での就活を強いられていました。修士の学生と比較して専門知識に乏しい学部生であれば尚更のことです。

そのため、将来の40年間を超える社会人生活をより有利に過ごすためにも、最初に就職した会社のレベルは可能な限り高くあるべきです。多くの日系企業では伝統的な新卒一括採用を行っている以上、ルールに沿った戦略をとることは非常に重要であり、賢い判断と言えるでしょう。

新卒一括採用のルールとはすなわち『積極的なインターンシップへの参加』であり、『一社でも多く優良企業にエントリーすること』でもあります。そうすると、インターンシップへの参加や就職活動の時間を奪ってしまう”研究活動”は必然的に最小限にするべきです。

もちろん、このような考えは批判されてしかるべきものではありますが、大手日系企業の多くが『ブランド価値が高い大学』や『修士卒という肩書』を重視する一方で、『大学で学んだこと』については全くと言っていいほど価値を見出していないために起こる現象でもあります。

例え修士や博士課程を出た優秀な学生が研究所配属を志望したところで、その年の人員に空きがなければ”生産管理”や”施工管理”、”設計”等の別部署に飛ばされてしまうことからも明らかです。

この戦略は大学のレベルや学部生、修士学生を問わず有用であり、筑波大学や東京大学の修士学生であろうが実行するだけの価値があります。さらに言うと、(卒業さえできれば)大学院から有名大学に進学する”学歴ロンダリング”も非常に有効な手段です。

こんなことをリアルで伝える人がいないからこそ伝えておきたい真実です。

このブログではオススメしているけど、学歴ロンダリングも楽ではないよ。
本格的に検討する場合はそれ相応に大変だから、気をつけようね。

研究室で関わる人と良好な人間関係を保つ

研究室には、”学問の徒として○○という分野を探求したい”という高い志を持つ人から、”○○大学の学士号, 修士号さえ取得できればそれでいい”という考えをもつ人まで多くの方が在籍しています。簡単に言うと、研究室の教授を含めて”研究”に対する本気度は各自異なるということです。

研究とはある種チームワークの側面があり、学部生のうちから独力で研究を進めることは不可能といっていいでしょう。そこで重要となってくるのが『人間関係』です。

基本的には研究室にかかわるすべての人物と良好な関係を築くのが理想なのですが、重要な順番としては

大学教員>研究室内の先輩>研究室の同期


となります。極端な話、自分の指導教員と仲がいい場合は卒業に関して何も心配する必要がありません。志望度の高い企業から内定を得るまでは就活に専念するという事実を伝えて研究はほどほどに行いましょう。

しかし、授業や学会等で忙しい教員に対し、多くの学生はそこまで大学教員と密接な関係に至れません。また、『就活する時間があれば研究をしろ』というタイプが多いため、就活を重視したい場合はあまり現実的な手段とは言えません。

そこで、次に頼りになるのが同じ研究室内の世話好きな先輩です。彼らが忙しくない時間帯に気を使いながらも指導を仰げる関係を構築することが出来れば、卒業までの道のりはそう難しくはないと思います。

教員や優秀な先輩と友好的な関係を築けない場合、最後に頼れるのが同じ研究室の同期です。同期とは研究に関する質問をし合う関係でいるよりも、研究室に関する愚痴を言い合えることが望ましいですね。特に、修論や卒論の提出直前になると死ぬほど忙しくなるため、研究室内でお互いを励まし合える同期という存在は貴重です。

逆に言うと、大学教員や先輩、同期のいづれとも円滑なコミュニケーションをとる自信がない場合は赤信号と言えます。少なくとも、その環境で修士や博士課程に進学するのは自殺行為なので、素直に学部就職や研究室を変えることを強くお勧めします。

生活習慣を規則正しくする

学部3年生までの場合、授業のコマ割りの都合で朝9時から大学に通う生活を送る学生も多いでしょう。しかし、研究室の生活では一部のコアタイムを設定している研究室を除き、ほとんどの場合は自由に研究を進めることが強いられます。

人間とは所詮楽をしたい生き物です。多くの学生は昼~夕方くらいに研究室を訪れ、適当に実験や論文を読んだ後に帰宅するといった生活に陥ります。ひどい場合は、一週間単位で研究室に行かないなんてことも…

その理由としては、学生にとって研究室は行きたくない場所であると同時に、『行かなければならない』といった強制力が弱い場所であるためです。自分自身が「今日は研究室に行く気が起きない」と感じれば、その日は研究室に行くことは出来ないでしょう。

実際、大学院生時代の私は、一時期研究室に行きたくなさ過ぎて二週間程度ベットの上からほとんど動き出せなかった経験があります。行かなければならない研究室をサボって過ごす一日は何をしても楽しくなく、世間のニートが社会人に対して感じる負い目を追体験することが出来る貴重な瞬間を味わえます。

この経験から、研究室に配属する学生には毎日朝から規則正しく大学に通うことを強くオススメします。

実験ノートを書き方を覚える

上記のことが実践できるようであれば、次に覚えておきたいのが”実験ノート”の書き方。実験ノートの書き方というのは、あなたの指導教員がよほど丁寧である場合を除いて教えてくれることはありません。

そのため、基本的には独力で書き方を学ぶことになります。教員側にしてみれば、『実験ノートの書き方くらい自分で調べて理解しておいて』といった感じでしょうか?

しかし、実験ノートの書き方を独学で完璧に理解している学生は意外に少数派であり、多くの学生は間違った書き方をしています。

学生において、実験ノートは自分の実験手順や方法を記録するためだけでなく真面目に実験をしたという証明にもなります。実際に、とても人に読める内容ではない修士論文を作成した私が無事に終了することが出来たのは、毎日真面目に実験した内容を実験ノートにまとめたからにほかなりません。

このように、中身のない卒論や修論を提出する際に強い味方になるのが実験ノートであるため、最低限の書き方くらいはマスターしておくことが求められます。実験ノートの書き方については下記の記事を参考にすると良いでしょう。

より詳しい内容を知りたい場合は下記の書籍がオススメです。ルール通りに書いた実験ノートの束は卒論、修論提出時の強い味方となります!

早いうちから正しい書き方を学んでおきましょう!

まとめ

今回の記事では『研究室に配属された学生がやるべきこと、気を付けるべきこと』というテーマで解説をしました。

今回の記事を凝縮すると次のようになります。

  • 就活対策をしっかり行おう
  • 教授や先輩、同期と仲良くなろう
  • 規則正しい生活習慣を身につけよう
  • 実験ノートの取り方をマスターしよう


上記の項目はいづれも重要事項となりますので、是非参考にして頂けると嬉しいです!

人によって楽しかったり地獄だったりする研究室生活ですが、この記事を読んだあなたが少しでも有益な情報を得られたら嬉しいです。

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